キャンプ場でコーヒーを飲むためにお湯を沸かす、料理をするための火などキャンプにおいてバーナーは必要不可欠な存在です。
しかしOD缶やCB缶、一体型や分離型などたくさんの種類があって、どれを選べばいいかわからない!という方も多いと思います。
なので今回はシングルバーナーの選び方、オススメのバーナーを紹介します!
キャンプ用シングルバーナーの選び方
オススメ商品を先に見たい方はオススメバーナーからどうぞ!
シングルバーナーを選ぶ際に気をつけたいポイントは次のとおりです。
・燃料のタイプ
・発熱量
・利便性
それぞれ解説していきます!
形状:一体型と分離型
形状は大きく一体型と分離型に分けられます。
それぞれの特徴やメリットとデメリットをお伝えします。
一体型シングルバーナー
特徴:ガス缶とバーナーが一体化しているコンパクトなタイプです。
メリット
軽量コンパクトで持ち運びがしやすく収納性が高いのでソロキャンパーの方や登山などで使用されている傾向が高いです。また、比較的安価で入手ができる点もメリットです。
デメリット
コンパクトなので大きいサイズのフライパンや背の高いポットは安定性に欠けて使用が難しく、フライパンなどに反射した熱でガス缶が熱せられると爆発してしまう危険性もあります。
分離型シングルバーナー
特徴:ガス缶とバーナー部分がホースでつながっているタイプです
メリット
重心が低いものが多く、五徳部分も大きいのでフライパンやポットを使用しても安定性が高いです。
また、ガス缶とバーナー部分が離れているため反射した熱を気にせずに強火で利用できるので高火力での調理が可能です。
デメリット
一体型と比較してサイズが大きく重量も増えてしまいます。
また、収納時もホースでガス缶とバーナー部分を繋げているため、一体型よりコンパクトさに欠けてしまいます。
どちらを選ぶべきか?
どちらにもメリットとデメリットがあるので、あなた自身のキャンプスタイルに合わせて選びましょう。
ソロキャンプが多い方や、荷物を減らしたい方は一体型
グループキャンプが多い方や、調理を本格的に行いたい方は分離型
を選択するとよいと思います!
燃料のタイプ:OD缶とCB缶、ホワイトガソリン
続いて燃料のタイプです。大きく次の3つが一般的です。
- OD缶…アウトドア缶(outdoor)の略称で、アウトドアで利用するためのガス缶です。
- CB缶…カセットボンベ缶(cassette bombe)の略称で、カセットコンロで利用するガス缶です。
- ホワイトガソリン…液体燃料で、他にもストーブやランタンに利用できるため1つ持っていれば色々な用途があり、火力もガス缶と比較して高いですが、扱いが少し難しいため今回はガス缶のみ紹介いたします。
OD缶
名前の通りアウトドア用のガス缶で寒冷地でも安定した燃焼が可能です。
また、CB缶と比較して火力が高いのがメリットです。
しかし、CB缶よりも高価であり、アウトドアショップなどでしか入手ができない。というデメリットもあります。
CB缶
家庭用のカセットコンロで使用されているガス缶なのでコンビニやホームセンターなどで販売されており、OD缶より安価で手軽に入手できます。
しかし、低温には弱いため寒冷地などでは火力が下がったり着火できない場合があります。
発熱量:kcal/hとkW
シングルバーナーには発熱量という「kcal/h」または「kW」などで表記されている数値があります。
一般的に数値が高い方が火力が強く、短時間で安定して調理ができるというメリットがあります。
キャンプで利用する際のオススメ発熱量
結論から言うと3.0kW(2600kcal/h)以上がオススメです!
この程度の火力があれば鍋料理や炒め物などの料理で十分に利用できます。
また、風が強い状況でも安定して火力を維持できます。
発熱量と用途の目安
- 3.0kW以上: 鍋料理、炒め物など、本格的な料理をする場合。
- 2.0kW〜3.0kW: お湯を沸かしたり、簡単な調理をする場合。
- 2.0kW以下: ソロキャンプや登山など、軽量化を重視する場合。
利便性
最後に使い勝手も重要なポイントです。
次のようなポイントに注目しましょう。
- 収納ケースが付属しているか
- 点火方法
- 火力調整方法
- 耐風性
・収納ケースがついていると、整理整頓がしやすく他のキャンプギアとまとめて収納しても傷付きにくい状態で保管できます。
・点火方法はマッチやチャッカマンで火をつけるタイプは確実性が高いですが圧電点火方式(自動点火式)に比べて安全性が低いです。
・火力調整はツマミを捻って細かく調整できるのが理想ですが、段数式のシンプルなものも使いやすいです。
・風が強いと火が消えてしまったり火が横に揺らいだりして危険です。風防がついていたり風対策のあるものが使いやすいです。
オススメシングルバーナー
一体型オススメ:OD缶タイプ
一体型のOD缶タイプから紹介します!
1. SOTO ST-310 ウインドマスター
- おすすめポイント:
- 強風下でも安定した炎を保つ高い耐風性。
- コンパクトで軽量、収納性抜群。
- 微調整可能な火力調整機能。
- 価格: 8,000円前後
- 口コミ:
- 強風下でも安定して使えるので安心。
- コンパクトで持ち運びやすく、ソロキャンプに最適。
- 微調整できる火力調整が便利。
2. PRIMUS ウルトラバーナー
- おすすめポイント:
- 強力な火力と高い耐久性。
- コンパクトで軽量ながらも安定感抜群。
- 世界中で愛用されている信頼のブランド。
- 価格: 10,000円前後
- 口コミ:
- 火力が強く、短時間で調理できる。
- 寒冷地でも安定して使える。
- 高い耐久性で長く愛用できる。
3. スノーピーク ギガパワーストーブ マイクロ
OD缶を使用するシングルバーナーを選ぶ際のポイント
- 火力: 強力な火力が必要か、それともコンパクトで軽量なものが良いか。
- 収納性: コンパクトに収納できるか、持ち運びやすいか。
- 価格: 予算に合わせて選ぶ。
- 機能: 点火方式、火力調整、風防の有無など。
一体型オススメ:CB缶タイプ
続いて一体型のCB缶タイプ!
1. イワタニ ジュニアコンパクトバーナー
- おすすめポイント:
- コンパクトで収納性抜群。
- 火力が高く安定した燃焼。
- 径24cmまでのフライパンを使用可能。
- 価格: 11,000円前後
- 口コミ:
- コンパクトで持ち運びやすく、ソロキャンプに最適。
- 少し大きめのフライパンでも利用できる。
- 安定して使える。
2. キャプテンスタッグ カセットバーナー UF-28
- おすすめポイント:
- シンプルな構造で扱いやすい。
- 価格が非常に安い。
- コンパクトで収納しやすい。
- 価格: 2,000円前後
- 口コミ:
- 価格が安く、気軽に使える。
- シンプルな構造で使いやすい。
- コンパクトで持ち運びやすい。
3. スノーピーク HOME&CAMPバーナー
- おすすめポイント:
- スタイリッシュなデザインと高い機能性。
- 風防一体型で安定した燃焼。
- 幅広い火力調整が可能。
- 価格: 12,000円前後
- 口コミ:
- デザインが良く、キャンプサイト映えする。
- 風防一体型で安定感があり使いやすい。
- 幅広い火力調整ができるので、様々な料理に対応できる。
分離型オススメ:OD缶タイプ
分離型のOD缶タイプです!
SOTO マイクロレギュレーターストーブ FUSION Trek S OD-331
- おすすめポイント:
- コンパクトで軽量、収納性抜群。
- 強力な火力と安定した燃焼。
- 幅広い火力調整が可能。
- 風に強いすり鉢状の火口
- 不整地の地面をしっかり捉える3本ゴトク
- 価格: 8,000円前後
- 口コミ: コンパクトで持ち運びやすく、ソロキャンプに最適。強力な火力で短時間で調理できる。幅広い火力調整ができるので、様々な料理に対応できる。
イワタニプリムス エクスプレス スパイダーストーブⅡ P-136S
- おすすめポイント:
- クッカーセットが一体型でコンパクト。
- 高効率燃焼で燃料を節約。
- 風に強い構造。
- コンパクトで収納性抜群。
- 価格: 15,000円前後
- 口コミ: クッカーセットが一体型なので、荷物がかさばらない。高効率で燃料を節約できる。風にも強く、安定して使える。
スノーピーク ヤエンストーブ レギ(GS-370)
- おすすめポイント:
- スノーピークらしいスタイリッシュなデザイン。
- 安定した燃焼。
- 風防一体型で風の影響を受けにくい。
- マルチファンクションテーブルとの組み合わせが可能。
- 価格: 18,000円前後
- 口コミ: デザインが良く、キャンプサイト映えする。安定した燃焼で使いやすい。マルチファンクションテーブルと組み合わせるとさらに使い勝手が良い。
分離型オススメ:CB缶タイプ
最後に分離型のCB缶タイプです!
1. ソト レギュレーターストーブ フュージョン
- おすすめポイント:
- コンパクトで軽量、収納性抜群。
- 強力な火力と安定した燃焼。
- 幅広い火力調整が可能。
- 価格: 8,000円前後
- 口コミ:
- コンパクトで持ち運びやすく、ソロキャンプに最適。
- 強力な火力で短時間で調理できる。
- 幅広い火力調整ができるので、様々な料理に対応できる。
2.ユニフレーム テーブルトップバーナー US-DII
- おすすめポイント:
- コンパクトで軽量、収納性抜群。
- 風に強い五徳構造。
- 低い姿勢で調理できる。
- テーブルに傷をつけにくいゴム足付き。
- 価格: 6,000円前後
- 口コミ: コンパクトで収納しやすく、ソロキャンプに最適。風にも強く、安定して使える。低い姿勢で調理できるので、火が見やすい。
🌲おまけ🌲CB缶・OD缶カバー
キャンプ用CB缶/OD缶カバーは、見た目をスタイリッシュにするだけでなく次のようなメリットのあるアイテムです。
- CB缶を傷や汚れから保護する。
- 保温効果があるものもあり、寒い時期のキャンプに役立つ。
- 収納ポケットが付いているものもあり、小物を入れることができる。
- CB缶の収納性を向上させる。