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雨の日でも焚き火できる!失敗しない火起こし術【初心者〜中級者向け完全ガイド】

結論:雨でも火は起こせる!
大切なのは“濡らさない工夫”と“火力の集中”

雨の日キャンプでも焚き火はできます。

必要なのは、濡れない火口材と薪、雨を防ぐ設営、そして一気に火力を上げる工夫

雨キャンプで火が起きない主な原因

「何度やっても火がつかない…」
「薪が湿ってて全然燃えない…」
そんな失敗には、共通する原因があります。

  • 火口材や薪が濡れていて着火できない
  • 火力不足で火が育たず、雨に消される
  • 雨・風によって炎がすぐ吹き消される
  • 着火剤や着火具が弱い・使い方が不適切

対策のカギは
濡れさせない準備・強い火力・風と雨からのガード

では、天候別に具体的な火起こし術を解説していきましょう。

【天候別】雨の日火起こしの手順とコツ

小雨〜本降りまでの天候別に対策と火起こしの手順・道具・コツを徹底解説します。

火起こしだけでなく
雨キャンプ全体の快適な過ごし方を知りたい方は、こちらもチェックしてみてください

小雨(1mm以下)の場合:火力を集中させて突破!

小雨程度なら薪をしっかり乾いたものにし、火を勢いよく育てることで十分対応可能です。

🔥 手順とコツ

  • 地面が濡れているので小枝や板などを敷いて焚き火台の下を“断熱床”化
  • 薪はティピー型 or A型に組み
    「煙突効果」で空気を流しこむ
  • ワセリン綿やファットウッドなど高火力な火口材を大量に使う
  • 着火剤は多めに。
    火力で押し切るスタイルが◎
  • タープを張るなら火の上ではなく
    “風下側に壁”をつくる意識で
雨の中の火起こし

💡豆知識

ヒノキやスギの細枝は多少湿っていても表面を拭けば着火しやすいです。

断続的な雨(降ったりやんだり):タイミングが勝負!

雨が断続的に降るなら
「晴れ間に一気に火を作る」がポイント。

🔥 手順とコツ

  • 雨が止んだ瞬間に
    火口材と細薪を使って一気に火を起こす
  • タープや傘などで
    火のスペースだけピンポイントでカバー
  • 周囲に湿った薪を置いて
    自然乾燥→次の焚き付けへ
  • 火がついたら太めの薪を追加し
    火持ちを良くする
  • 焚き火台の中で火を「育てる」意識が重要

💡豆知識

雨の止み間には“風”も変わりやすい。

風上から火が煽られないよう
風向きの確認はこまめに!

強い雨(5mm以上):環境と装備が命!

本降りレベルではしっかりとした
「物理的な雨除け」と「耐火性タープ」
が必要になります。

🔥 手順とコツ

  • ポリコットン製タープを低めに張って
    雨を防ぐ(ナイロンは火に弱い)
  • 枯れ枝や岩陰など
    自然の屋根も活用して設営
  • マグネシウムファイヤースターター + 高火力着火剤で確実に点火
  • 濡れた薪は斧やナイフで
    中を割って乾いた芯だけ使用
  • 焚き火台を
    なるべく地面から浮かせて湿気を防ぐ
  • 万が一に備えて
    固形燃料やバーナーもサブ火力に

💡豆知識

松の根やファットウッド(松脂を含んだ木)は濡れていても爆発的に燃えます
山間部では探してみる価値あり。

火起こしに使える!おすすめ道具一覧

道具カテゴリおすすめ例特徴・ポイント
着火具ファイヤースターター
耐水マッチ
雨でも確実に使えるものを選ぶ
火口材ワセリン綿球
ファットウッド
フェザースティック
高火力・濡れても点きやすい
雨対策ポリコットンタープ、ブルーシート、焚き火スクリーン火と雨から焚き火を守る
薪処理小型斧
バトニングナイフ
濡れた薪も割れば使える
安全装備水・砂・耐熱グローブ消火・火の粉対策にも必須


キャンプに最低限必要な道具は何があるの?
と不安な方は、まずはこちらをチェック

火を絶やさないための心得

焚き火を維持するには、
火を“点ける”だけでなく、“育てる”意識
が重要です。

  • 着火後すぐに太い薪はNG。
    細薪から順に追加
  • 熱が足りない時は
    火吹き棒で酸素を送り込む
  • 薪は常に“乾いた面”を炎側に向ける
  • 一度ついたら火口材の乾燥スペースとして周囲を活用
  • 雨が強くなる予報なら
    早めに火力UP&炭を育てておく

火が安定してきたら
調理に移るのも楽しみのひとつ。

焚き火まわりを快適にするキッチンテーブルを探している方は、こちらも参考にどうぞ👇

安全面にも注意を!

火を扱う以上
どんなに雨でも事故は起こり得ます。

  • 着火剤の過剰使用はNG
    一気に爆発することも
  • タープの焦げ・延焼に注意
    耐火でも限界あり
  • 火消し壺・バケツ・水を常備
    消火対策は万全に
  • 焚き火NGのキャンプ場では使わない
    マナーも重要です

「濡らさない・火力集中・雨除け」が雨焚き火成功の3原則

雨の日の火起こしは難易度が高いですが、
事前準備と正しい方法があれば初心者でも成功できます。

ポイントは3つ:

  1. 火口・薪・着火剤を濡らさない
  2. 最初の着火で一気に温度を上げる
  3. 雨・風を物理的に遮断する

雨の日キャンプで焚き火ができれば、寒さも和らぎ、料理や会話も楽しめます。

準備をしっかり整えて、天気に左右されないタフなキャンパーを目指しましょう!