テントや寝袋が朝に濡れるのは冬キャンプあるある。
朝起きてテントの内側を見たら壁がびっしょり
ほぼ誰もが経験する「結露現象」です。
でも実は少しの工夫で朝のびしょびしょテントから卒業できます。
ここからは現場でできる実践的な結露対策を紹介します。
冬キャンプの結露対策|今すぐ実践できる方法まとめ
① テント選び&設営で防ぐ

まず重要なのは空気の通り道を確保すること。
寒さ対策で密閉したくなりますが、実はそれが結露の最大原因になります。
- ダブルウォールテントを選ぶ
インナーとフライの間に空気層ができることで、結露が直接内側に伝わりにくくなります。 - 設営場所は少し高い場所に
低地やくぼ地は冷気と湿気が溜まりやすく、結露の温床に。 - ベンチレーターや入口を1〜2cm開ける
ほんの少し風が通るだけで湿気が逃げやすくなります。
💡ポイント:
「暖かさを閉じ込める」のではなく、「空気を循環させる」意識が大切。
結露対策と併せて、雨の翌朝などにテント上部に水が溜まる人はコチラ
② テント内の湿気を減らす行動テク

テント内に持ち込む「湿気の元」を減らすだけでも効果は大きいです。
- 調理は前室や外で行う
お湯を沸かす湯気は湿度の大敵。 - 濡れた衣類・靴はテント外へ
寝る前に外へ出すだけで翌朝の湿度がかなり違います。 - ストーブ使用時は換気必須
安全面だけでなく、湿度の逃げ道確保にもつながります。 - 湯たんぽは蓋をしっかり閉める&個数は最小限
使いすぎると意外に結露の原因に。
📝補足:
寒さ対策と結露対策は反対方向のようで、実は「バランスの良い換気」がどちらも解決の鍵になります。
③ 寝袋・マットまわりの工夫

寝ている間は呼吸や体温でかなりの水分が発生します。
寝袋まわりをうまくコントロールすることで、朝の“湿り感”を大きく減らせます。
- シュラフカバーを使う
結露や寝汗を吸収して、寝袋のダウンを守ってくれます。 - コットで地面から距離を取る
冷気と湿気は地面から上がるため、数cmの空間でも大きな違いに。 - インナーシートを敷く
地面からの冷気と水分をカット。 - 朝起きたら即シュラフを干す
撤収前の10分でも風に当てるだけで湿気が抜けます。
④ 結露対策グッズで快適に
簡単に導入できる便利グッズも多数あります。
特に冬キャンプでは“結露をゼロにする”よりも“コントロールする”発想が大事です。
- 乾燥剤/除湿シート
テントの隅や寝袋下に置くだけで湿気を吸収。 - 結露吸収マット
インナー下に敷くと水滴が染み出るのを防げます。 - USBファン/ポータブル送風機
弱風で空気を循環させるだけで結露が激減。
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朝の撤収時にやっておくと差が出る「結露処理」
せっかく快適に過ごしても、撤収で手を抜くと台無しになります。
- 濡れたテントはそのまま畳まない!
湿気がこもってカビ・加水分解の原因になります。 - 一度拭き取ってから収納する
速乾タオルやマイクロファイバークロスが便利。 - 帰宅後は必ず乾燥
ベランダや室内干しでもOK。風通しの良い場所で完全乾燥を。
もし撤収時に雨に降られた場合は👇
まとめ|冬キャンプの結露は“完全防止より、コントロール”
冬の結露は、自然現象なので完全にゼロにはできません。
でも「発生を減らす」「濡れてもすぐ乾かす」この2つを意識すれば、快適度は一気に変わります。
- 換気を少しでも確保する
- 湿気を持ち込まない
- 濡れたら早めに乾かす
たったこれだけでも、“朝びしょびしょ”のテントとは無縁になります。
寒さと湿気を味方にして、次の冬キャンプは乾いた朝を迎えましょう。