🦟 キャンプ場で要注意!危険な害虫10選
キャンプ場で遭遇する危険な害虫10選を、
見た目の特徴や危険性・応急処置・活動時期まで
含めて紹介します。
① アオバアリガタハネカクシ(通称:やけど虫)

見た目:
黒×オレンジの細長い体。
アリのように小さい(7mm程度)
危険な理由:
潰すと体液で皮膚がただれ、
水ぶくれ(ペデリン毒)
応急処置:
すぐ流水で洗い流し、ステロイド軟膏などで対応
季節:
初夏〜秋
危険度:★★★☆☆
遭遇頻度:★★★☆☆
② セアカゴケグモ

見た目:
黒色のボディに赤い「砂時計」模様
体長1cmほど
危険な理由:
神経毒を持つ。
咬まれると激痛、まれに痙攣や吐き気も
応急処置:
安静・患部を冷やし、医療機関へ
季節:
通年(暖かい場所で越冬)
危険度:★★★★☆
遭遇頻度:★★☆☆☆
③ ブユ(ブヨ)

見た目:
黒くて小さなハエのよう(3〜5mm)
危険な理由:
血を吸われた後に強烈な腫れ・かゆみ・発熱
応急処置:
ポイズンリムーバーで毒を出し、ステロイド塗布
季節:
春〜秋
危険度:★★★☆☆
遭遇頻度:★★★★☆
④ アブ(ウシアブなど)

見た目:
大きなハエのよう。体長1.5〜2cm
危険な理由:
皮膚を噛みちぎるように吸血。激痛・腫れ
応急処置:
流水洗浄後、抗ヒスタミン系の塗り薬
季節:
夏(7〜9月)
危険度:★★★☆☆
遭遇頻度:★★★☆☆
⑤ ヒトスジシマカ(蚊)

見た目:
白黒の縞模様がある小型の蚊(5mm程度)
危険な理由:
かゆみだけでなく
デング熱・日本脳炎などの感染症リスク
応急処置:
かかない、冷やす、かゆみ止め薬を使用
季節:
春〜秋(特に梅雨〜夏)
危険度:★★★☆☆
遭遇頻度:★★★★★
⑥ マダニ

見た目:
ゴマ粒大、吸血後は豆粒くらいに膨れる
危険な理由:
SFTS(重症熱性血小板減少症候群)など
命に関わる感染症を媒介
応急処置:
無理に引き抜かず病院へ
季節:
春〜秋(通年注意)
危険度:★★★★★
遭遇頻度:★★☆☆☆
特に獣道がある茂みに潜んでいるので注意!
⑦ ツツガムシ

見た目:
オレンジ色の極小サイズ(1mm以下)
危険な理由:
ツツガムシ病を媒介。高熱・発疹・全身症状
応急処置:
刺された場所を特定できたら消毒。
病院で抗生物質治療
季節:
春〜秋
危険度:★★★★☆
遭遇頻度:★☆☆☆☆(主に西日本)
⑧ ヌカカ(ヌッカカ)

見た目:
黒っぽい体に透明な羽。
1〜2mmと非常に小さい
危険な理由:
吸血時の毒素でかゆみ・腫れが長期間残る
応急処置:
すぐ洗って冷やし、
かゆみ止め・ステロイド外用薬
季節:
梅雨〜夏(湿地・水辺に多い)
危険度:★★★☆☆
遭遇頻度:★★★☆☆
ペットにも危険!対策は必須!
⑨ スズメバチ

見た目:
黒と黄色のしま模様。
体長3cm以上の大型ハチ
危険な理由:
強い毒針で攻撃。
アナフィラキシーの危険あり
応急処置:
刺されたらすぐ冷やし、速やかに病院へ
季節:
夏〜秋
危険度:★★★★★
遭遇頻度:★★★☆☆
⑩ ムカデ(トビズムカデなど)

見た目:
長い体にたくさんの足、赤〜茶色の体色
危険な理由:
咬まれると激しい痛みと腫れ。
二次感染も注意
応急処置:
流水で洗い、冷やし、必要に応じて医療機関へ
季節:
梅雨〜秋
危険度:★★★★☆
遭遇頻度:★★☆☆☆
✅ 虫から身を守るためにできること
- 長袖・長ズボン着用(明るい色が◎)
- 虫よけスプレーはディートorイカリジン配合を選ぶ
- テントや寝具のチェックも忘れずに
- 吸血虫対策に蚊帳・メッシュネット
・蚊取り線香も効果的
虫対策の詳細はコチラ
自然の中では予防が命!
虫との遭遇はキャンプの醍醐味でもあり、リスクでもあります。
紹介した10種の危険虫は
見た目が地味なものほど要注意。
事前にしっかり知識を持っておけば、
安心してキャンプを楽しめます。
今回紹介した虫別の応急処置編はコチラ